みなさんこんにちは、山岳ガイド・アークテリクス契約ガイドの照井大地です。
今回は私が普段ガイドの際に利用しているバックパック「ARC’TERYX Alpha FL30(アークテリクス アルファ エフエル30)」を紹介します。
このバックパックがおすすめの人
- アルパインクライミング
- クライミング
- 沢登り
登山で軽量化したい人やアルパインクライミングやクライミングをしている人は一年中使えます。
ミニマムに使いたい人にもオススメです。
沢登りにも良いですが、完全防水ではないので内側に防水パックの併用をオススメします。また、余分な空気がパックの中に入りすぎると気密性が高いので水に浮きすぎますのでご注意ください。
バックパック軽量化の必要性
山登りをするとき、背負う荷物の重さが体にどれだけ影響するかがすぐに分かります。自分の体重だけでなく、リュックの重さも一緒に、急な斜面や難しい地形を登っていかなければならないわけですから、まるで何時間も、場合によっては数日間も、重りを持ちながら歩き続けるようなものです。
ここで「アルパインパックでの軽量化」という考え方が登場します。より軽い装備を選び、本当に必要な物だけを持っていくことで、体への負担を減らすことができます。
これは登山をより楽しく、そしてより安全にするだけでなく、体力の消耗を抑え、山の頂を目指すための持久力を保つことにも繋がります。軽量化は、登山の快適さと楽しさを大きく左右する重要な要素なのです。
Alpha FL30の主な特徴
細身なパックなので動きやすく岩や木などにも引っ掛かり難くいです。
また、ショルダーベルトがしなやかなので身体に馴染みやすく上半身の動きを妨げません。
ウエストベルトもハーネスとの干渉を最小限に抑えつつパックの揺れを抑えてくれるので登山に集中出来ます。
アックスホルダーが2つ付いているのでダブルアックスを使用する山行でも使いやすいです。
ARC’TERYX Alpha FL30に入っているもの
以下の写真が私の北アルプスでの小屋泊岩稜ガイドの基本装備となります。
ARC’TERYX Alpha FL30に以下のものが全て入る形になっています。
- ヘルメット
- ハーネス
- ロープ9mm×30m
- ギア各種
- ヘッドライト
- サングラス
- 日焼け止め
- リップクリーム
- ストレッチボール
- 充電器など身の回り品
- 行動食
- ファーストエイドキット
- ドリンクボトル
- トレッキングポール
実際の利用シーン
まとめ
必ずしも万人受けするパックではありませんが、アルパインパックとしてはとても優秀です。
パック本体の軽さが目立ちますが、ハドロンという繊維を使用しているので摩擦にも強いです。
ハードに使う人にオススメなパックですね。
Simple is bestを体言化しているパックだと思います。